2011年03月01日のツイート

近年の健康食ブームと相まって、その人気を高めている有機野菜。有機野菜とは、化学肥料などに汚染されていない土のもと育てられた野菜のことで、農薬を使った野菜より栄養豊富で、おいしいとされてきた。しかし、そんな考えを真っ向から否定する研究内容が発表され、世界の農家、そして消費者に衝撃を与えている。

その研究を行ったのは、イギリスの「Which?」という消費者情報サイト。彼らの研究によると、有機野菜より農薬野菜の方が栄養があり、おいしいというのだ。この結論に至るにあたり、「Which?」はジャガイモ、ブロッコリー、トマトを育てながら、2年間の研究を行った。

その結果、有機栽培で育てられたブロッコリーより、農薬を使って育てられたブロッコリーの方がはるかに抗酸化物質を含んでいることが分かった。抗酸化物質とは、健康維持やガン予防にいいとされる物質で、サプリメントに使用されることもよくある。また、有機ジャガイモより農薬ジャガイモの方がビタミンCを多く含んでいることも発見され、今回の研究結果を見る限り、農薬野菜の方が健康に良さそうだ。

そして、「Which?」が発見した新事実はこれだけに収まらない。味鑑定の専門家たちに今回育てたトマトを食べてみてもらったところ、農薬トマトの方がより強いトマトの風味を持ち、そしてわずかに有機トマトより甘いことが分かった。

「Which?」がどこまで信用出来るかどうか分からないが
トマトはためしてみよっと。